ミシマ青空通信

ミシマ青空通信 №53

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七十二候の一つで、『くさのつゆしろしと読みます。白露の初候で 9/79/11頃に当たり、早朝、草に降りた露が白く光って見える頃です。風のない晴れた夜に起こる放射冷却によって、地表とともに冷やされた空気中の水蒸気が水滴となり、植物の葉などについたものが露です。秋が深まりさらに気温が下がると露ではなく霜になります。露は、夜間、雲の少ない安定した天候の日に発生することが多く、昔から朝露が降りると晴れると言われています。暑い夏が終わり、いよいよ秋の到来です。

 

 

 95日国立競技場で行われたTokyo2020パラリンピック閉会式をもって、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の全日程が終了しました。厳しい状況の中で行われた異例の大会ではありましたが、大きな混乱もなく無事幕を下ろすことができました。陰ながら大変なご苦労をされた関係者の皆さん並びに選手の皆さんに心から敬意を表します。前回リオデジャネイロ大会では、日本選手の金メダルは0個でしたが、今回は、金メダル13個を含む51個のメダルを獲得しました。このようなすばらしい結果もさることながら、この大会を通して私たちはもっと大切な何かを学んだように思います。組織委員会々長橋本聖子さんによるパラリンピック閉会式での挨拶が印象的でした。

一部抜粋させていただきます。

 

皆さんの圧倒的なパフォーマンスに、心が震えました。確固たる信念と、強い覚悟という土台の上に、幾重にも努力を積み重ね、決して自らの限界を作らない姿を見ました。

その姿に、多くの人が、ここから何かを始めようと思いました。私たちはたくさんの気づきと、自らを見つめ、未来を創造する力をいただきました。

変化は、気づきから始まります。互いの違いを認め、支えあい、いかなる差別も障壁もない、多様性と調和が実現した未来を必ずつくる、この決意が、社会の変革の契機となることを誓い、私たちは、さらに歩みを進めます。

 

 ここで述べられた、変化は、気づきから始まりますの一言は、私たちにとってあらゆる場面に当てはめることができるように思います。気づくことによって次の行動が劇的に変化することもあります。このような大切なことを再認識することができたTokyo2020パラリンピックに、あらためて深く感謝いたします。三年後のパリ大会も楽しみです。

 

                                   

                              首都圏営業部  新井山 勲

 

2021,09,13